2017.1.3 八ヶ岳 阿弥陀岳「広河原沢左俣、右側壁の氷柱」

2017.1.3 八ヶ岳 阿弥陀岳「広河原沢左俣、右側壁の氷柱(仮)」
3級 / IV+(広河原沢左俣)、V〜V+(右側壁の氷柱)
日帰り アイスクライミング(ソロ)


宿題になっていた、なぜかなかなか完登できないルート、広河原沢左俣。
さらに、今年突如出現した珍しい氷柱をプラスして、頑張ってみる。


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あけましておめでとうございます。
今年のスタートも諸事情により日帰り。堕落の日々です。


今シーズンは氷がイマイチで、季節が2週間ほど遅れている感じ。
ということは、今、広河原沢あたりがベストなんじゃないか?
では、毎年のように敗退している広河原左俣をいい加減完登してやろう、と。
で、ネットで状況を調べてみると、どうやら今年は側壁に謎のごんぶとの氷柱ができている模様。
ついでにこれも登ればこのところのモヤモヤを少しは吹き飛ばせるかな。
ってことで頑張ってみましょう。




3が日だってのに、また道の駅「こぶちさわ」で車中泊し、
舟山十字路を8時すぎに出発。
前泊の意味ないじゃんとか言わないように。朝はゆっくりしたいものです。


二俣への道はうっすら雪があるものの、非常に歩きやすい。
あっという間にF1へ到着。ここは毎年凍らないので慌てることはなし。
釜の右端の薄い氷を、そろそろとへつり。


DSC05664.jpg



その上は滑氷の世界でした。
他のルート含め、こんなベストタイミングは初めてかもしれません。


DSC05666.jpg



滑氷に雪がかぶってシワシワの綺麗な模様。


DSC05670.jpg



F2(III+〜IV-くらい)もしっかり凍っています。


DSC05672.jpg



ナメ〜


DSC05677.jpg



F3かな。いい感じに凍ってる。簡単。


DSC05679.jpg



F4


DSC05681.jpg



F5としときましょう。


DSC05682.jpg



ナメ〜


DSC05683.jpg



F6ってことで。問題なし。


DSC05684.jpg



次々現れる滝を快適に登っていくと、つららの世界に。
この辺にあるやつが狙いの氷か??と一瞬思いましたが、
これらはどうも細いし、落ち口の氷が無くて微妙。
先へ進みます。


DSC05685.jpg



チョックストーンは右側の隙間を泥臭い登りで。


DSC05688.jpg



下の大滝(F7?)、IV+級が見えてきました。
大滝下って、こんなナメ氷だったんですね。
雪が全くなく、今までと景色が違いすぎて、初めてのルートのような気分です。


DSC05690.jpg



近づいて見ると、悲惨な感じ。シャーベット気味で水が流れています。
ちなみに、氷質が悪かったのはここだけ。
でも今日は、先日の南沢大滝とは違い、濡れてもかまわず強引に登ります。
乾いている右側を真ん中あたりまで登って、氷が切れる所で中央の80度くらいの部分へ。
この滝はロープを出しましたが、びちょびちょになって、一瞬で凍り付いてしまいました。
もちろん、手袋もアウターもびちゃびちゃ。でも今日は暖かいので構わず進みます。


DSC05691.jpg



すると、大滝上で右の側壁(左岸)に氷柱が現れました。
確かにこれは見覚えがない。今年何度かあった、大雨やら暖かい日やらの影響でできたのでしょうか。


DSC05694.jpg



取り付きからいきなり立ってる。V〜V+くらいでしょうか。
垂直から始まって、60度が少しあり、上の立ち木まで20mくらい。
つららの集合体って感じですが、ぎっしりつまってて、氷質はかなりいい。


DSC05696.jpg



これみたら登らずにはいられないでしょう、ってことで、ちゃんと登りました。
懸垂で取り付きにもどる。


DSC05703.jpg



さて、ルートに戻って、さらに氷が続きます。F8?


DSC05707.jpg



F9?上の大滝です。IV〜IV+。
例年に比べ明らかに氷質がよく、簡単にみえたので、ロープ出さずに登りました。


DSC05710.jpg



上の大滝の上の二俣は適当に左へ。


DSC05712.jpg



すると、まだ小滝がありました。今年は広河原沢の当たり年かも。F10?
簡単です。III級くらい。


DSC05715.jpg



さらに二俣を左にいき、進むと前に氷が見える。


DSC05719.jpg



オマケの滝その2です。2〜3mのステップの上にナメ氷。


DSC05720.jpg



この上は雪原になっていて、ついに氷は終了。
どこがどこだかよくわかりませんが、とりあえず正面の岩場に向かって上がっていきます。


DSC05722.jpg



岩場の上が摩利支天でした。中央稜と御小屋尾根の分岐点です。
中央稜上部を見下ろす。ものすごい地形ですね。


DSC05728.jpg



下りは中央稜を下ってみることに。
上の方では広河原沢の奥壁が見えますが、ガスがかかっているのと、
複雑な地形で、どこがどこやら。


DSC05737.jpg



なんとか、明るいうちに舟山十字路について終了。ようやく宿題が終わりました。
今年は良い一年になりそう。





オススメ度 ★★★★☆

雪の少ない広河原沢左俣はこんなにも楽しいルートだったんですね。
氷柱も貴重らしいので、見つけたらついでに登ってはいかがでしょう。
ちなみに、難しめの滝は巻くことができるそうです。


参考タイム
舟山十字路駐車スペース(1時間)二俣(4時間)上の大滝(1時間15分)摩利支天(1時間45分)二俣(45分)舟山十字路駐車スペース

装備
日帰り装備一式、スクリュー6本、ハーケン少々、10.2mm/50mロープ(下の大滝と右側壁の氷柱で使用)

参考
チャレンジ!アルパインクライミング(南アルプス・八ヶ岳・谷川岳編)新版アイスクライミング全国版nukaboshiさんの記録





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おめでとうございます

こんにちは。
以前にもコメントさせていただいたぬかぼしです。
左俣完登あめでとうございます。

私も12/30に左俣を遡行してあの大氷柱見ました。
登っちゃったのですね( ;∀;)
さすがです!

私はクライミングが下手なので、
下と上の大滝は巻いてしまってますが、
それでも阿弥陀岳のルートとして楽しく登らせてもらいました。

のらさんの記録はほとんど拝見してますよ。
今年もよろしくお願いします(^^♪

No title

明けましておめでとうございます。
ぬかぼしさんの記録で紹介されてましたので、貴重な氷柱がのぼれました。

山でのクライミングは上まで抜けるのが最優先ですよね。
私も大滝やら氷柱やらのクライミングよりも、無音の、岩と霧氷と空の景観とか、
山の中で自分の立っている位置を見失う感じとか、全体的な雰囲気が好きで登ります。

こんな独り言のブログみてくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
プロフィール

のら

Author:のら
 
のらクライマー。

登山歴たぶん10年目、
のら歴も同じく。

無所属のらクライマー。
あいかわらずビレイはできません。

いつもジムのボルダーで練習しています。
外のボルダーやショートルートは登ったことがありません。


最高グレード(ジム)はもう何年も更新されません・・・。
 ボルダー:2段、OS 1級
 ボルダー長もの:5.12b、OS 5.12a(年2,3本やるだけ)



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