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2013.5.25 谷川岳 幽ノ沢 V字状岩壁「右ルート」

2013.5.25 谷川岳 幽ノ沢 V字状岩壁「右ルート」
3級 / IV / 約8P, 290m
日帰り クライミング(ソロ)


久々の岩登りは雪渓残る春の幽ノ沢。
初級ルートの通称「V右」へ行きました。


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谷川岳でまず始めにのぼる初級ルートといえば、
一ノ倉は烏帽子沢奥壁南稜・衝立岩中央稜、幽ノ沢はV字状岩壁右ルートと言われていますが、
ゲレンデ化している南稜・中央稜に比べ、すこし雰囲気が違います。


前夜発で谷川岳ロープウェイ駐車場に車を止め、翌日5時半出発。
夏は日の出が早くて気持ちに余裕があります。


一ノ倉沢は相変わらずの感じで、この時期は雪渓をたどってテールリッジまでいけるので楽ちんです。
南稜テラス右の鎌形ハングのあたりにも雪が見えます。

DSC00010.jpg



一ノ倉の先は未舗装の林道のような平坦な道(国道です)を歩き、すぐに幽ノ沢出合。
一ノ倉とくらべ奥行きが無く横長の見た目をしています。


DSC00018.jpg



出合からアイゼンをつけ、ひたすら登っていくと二俣。
右に進みます。


DSC00028.jpg



雪渓が急になり前爪を効かせてずんずん登ると目指す壁が見えてきます。
深く切れ込んだルンゼが右俣リンネ、その右がV字状岩壁です。
右俣リンネの左が中央壁。


DSC00031.jpg



このあたり雪渓がずたずたで、落ちないように気をつけなければならないところ。


DSC00036_20130526110704.jpg



ジャンプで越えます。


DSC00040.jpg


DSC00042.jpg



壁が近づいてきます。
取付きは右俣リンネ左のカンテ(II〜III級、100mくらい)を登っていったところにあります。
取付きにのパーティー(赤い服)がいるのが見えます。


DSC00037.jpg



カールボーデンの傾斜が変わるあたりまで雪渓があり、
スラブに移るところで雪渓の切れ目を探します。
なんとかわたれる場所を見つけ、ジャンプ。来週はわたれないかも。


取り付きまでのカンテはテールリッジより悪いです。
ロープは出さず、クライミングシューズを履いて登りました。


DSC00044.jpg



DSC00048.jpg



雪渓を上から見ると崩壊気味なのがわかります。


DSC00045.jpg


調子にのって登っていたら取り付きより上に行ってしまっていて、クライムダウン。
さて、1P目は右俣リンネを越え、右のカンテ上までトラバースします。

右俣リンネは雪解け水が大量に流れていて、いわゆる大滝です。
泥水に思いっきり濡れながら最悪のトラバース。
ソロなのでまた戻るために濡れ、さらに登り返しで濡れ、計3回ぬれて嫌になります。
20mほどランナウトしましたが、クライミングとしては簡単です。


DSC00051_20130526110809.jpg



2P目は5mほどクライムダウンしてから右上し、スラブ中程にみえるビレイポイントまで。
下の写真の真ん中上あたり、黒いロープバッグを固定してるところです。
簡単ですがここもほとんど支点がとれません。


DSC00052_20130526110810.jpg



3P目はどこでも登れるため、ルートが判然としません。
右上にのぼってハングと笹の間に行ったら支点がとれたのでいったん切ります。


DSC00053.jpg


左ルート方面がよく見えます。


DSC00056_20130526110813.jpg



3P目はルートが間違っていたような感じで、4P目は出だしV級になります。
そのまま進んでスラブ状でペツルボルトを発見し、ピッチを切ります。
正規ルートに戻った模様。正規ルートの3P目はもっと左だったのかも。
30mほどランナウトしますが、簡単なのでプレッシャーはありません。


DSC00057_20130526110903.jpg



次のピッチも延々とランナウトしてルンゼの10mほど下まで。
左上にみえるルンゼが明らかにルートだとわかります。一安心。


DSC00060_20130526110905.jpg



ルンゼ内のフェースを越えてルンゼは狭くなり、2mほどの小チムニーを越えてすすみます。
当然のごとくランナウト。


DSC00062_20130526110907.jpg


DSC00061_20130526110907.jpg



ルンゼを抜けると尾根状の灌木帯登り。例のごとく笹を束ねて登ります。


DSC00063.jpg



このあたり、ピッチの切る場所が定かでなくなり、灌木でピッチを切ったりして進みました。
下方向に伸びた灌木にスリングをかけ、すっぽ抜けるなよ、と念じながらの懸垂下降。

灌木帯上では突然尾根になり確保支点がとれず、腐ったハーケン1枚での下降。
II級のピッチでまさかの緊張感maxです。


シャクナゲ尾根とおぼしき尾根にでると、平らな小ピークになっており、
地面の岩にペツルボルトを発見。ここが終了点でしょう。


ここからはほぼ藪こぎの斜面を堅炭尾根まで登ります。
それほど長くはないので辛抱です。


DSC00066.jpg



左には一ノ倉方面がよく見えます。




、と思っていたらブロック崩落。



どーん


DSC00069.jpg


どどーん


DSC00070.jpg


どどどどど


DSC00071.jpg



轟音と遠くから見てもわかる破壊力で、恐ろしいものです。
この季節ルンゼには近づいては行けませんね。




堅炭尾根からは残雪の山々がよく見えます。
脱水症状気味だったのですぐ下山。


DSC00072.jpg



堅炭尾根上部から一ノ倉岳方面。


DSC00074_20130526110956.jpg



堅炭尾根は地図では点線になっていますが、わりとしっかりした登山道です。


DSC00077_20130526110958.jpg



なにかしらの花が咲いていました。


DSC00078.jpg



堅炭尾根は芝倉沢の急な枝沢に消えており、ここでアイゼンをつけて雪渓を下ります。


DSC00080_20130526111000.jpg



あっという間に出合につきました。


DSC00085.jpg



ここから長い林道歩きを駐車場まで。ラジオが欲しいです。
帰りは暗くなることを覚悟していたので、明るいうちに降りてこれてよかった。

幽ノ沢出合から芝倉沢方面に1分のところにある「ぶなのしずく」で水を飲みまくって下山。
暑い一日でした。



オススメ度 ★★★☆☆

一ノ倉の南稜・中央稜と同様、クライミングとしては易しいですが、
アプローチ、ランナウト、ルートファインディングの分で南稜・中央稜より1ランク悪いです。
アプローチ、下山にはやや急な雪渓&シュルントがあるのでアイゼンは12本爪のほうが
ガシガシ登り下りできて安心です。


参考タイム
ロープウェイ駐車場(1時間)幽ノ沢出合(1時間半)取り付き(4時間)終了点(40分)堅炭尾根登山道(1時間15分)芝倉沢出合(1時間45分)駐車場

装備
日帰り装備一式、ソロイスト、10.2mm/50mロープ、薄刃ピトン4枚(使用せず)、カム・ナッツ少々(使用せず)

参考
チャレンジ!アルパインクライミング 南アルプス・八ヶ岳・谷川岳編






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ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

のら

Author:のら
 
のらクライマー。

登山歴たぶん10年目、
のら歴も同じく。

無所属のらクライマー。
あいかわらずビレイはできません。

いつもジムのボルダーで練習しています。
外のボルダーやショートルートは登ったことがありません。


最高グレード(ジム)はもう何年も更新されません・・・。
 ボルダー:2段、OS 1級
 ボルダー長もの:5.12b、OS 5.12a(年2,3本やるだけ)



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