スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013.6.1 谷川岳 幽ノ沢 左俣「中央ルンゼ」

2013.6.1 谷川岳 幽ノ沢 左俣「中央ルンゼ」
4級下 / V+ / 約8P, 400m
日帰り クライミング(ソロ)


もう梅雨かと思ったら、土曜日は晴れるという予報に変わり、
まさかの2週連続幽ノ沢です。
ルンゼとは名ばかりの明るく開放感のある中央ルンゼへ行ってきました。


----------



谷川岳ロープウェイ駐車場に車をとめて車中泊。
5時におきますが、眠くて体がだるい。
とりあえず行けるとこまで行って見ようと5時半出発。



今週の一ノ倉沢。先週と変わらずです。


DSC02364.jpg



幽ノ沢への道は新緑が心地よい。


DSC02367.jpg



ロープウェイ駐車場から1時間ほどで幽ノ沢出合いにつきました。

中央ルンゼは写真左の大滝右の、ルンゼというには広大なスラブから、
大ハングの右側の小カンテをのぼって尾根上まで。
その後は中央壁の頭経由で写真右上の堅炭尾根までぬけます。


DSC02369.jpg



道の傍らにある「ぶなのしずく」で水をくんでスタート。


DSC02370.jpg



雪渓をたどりますが体が重く、ふらふらしながらとりあえず取り付きまで行ってみます。
二俣から上は傾斜が急になり、ジグザグに歩いていきます。
12本爪アイゼンに縦走用のピッケルで行きました。

前回行った右俣の雪渓は崩壊が進んでいて、近づきたくない感じでしたが、
今回むかう左俣は至って安定。取り付きまで一つのシュルントもありません。


DSC02378.jpg



雪渓からスラブに移るところは浮いているので注意。
わたれるところを探してちょこっとクライムダウン。


DSC02380.jpg



取り付きからは100mほど簡単なスラブなのでアプローチシューズのまま
小垂壁下まで進みます。


DSC02382.jpg



垂壁真下でクライミングシューズに履き替え登攀準備。
もうちょっと下で準備すべきでした。狭苦しい。
垂壁はホールド豊富で快適にあがれます。
あがるとまた傾斜が急に緩くなるので、ちょっと進んでピッチをきります。


DSC02384.jpg



垂壁上は120m / 3P / III級ほどのスラブですが、
簡単なのでロープをつけずにぐいぐいあがっていきます。
ルンゼ状ではありますが、一部湿っているところがあるくらいで、ほぼ100%乾いています。


DSC02385.jpg


DSC02386.jpg



ハングに近づいていくと、だんだんと左よりに吸い込まれていきます。
やや傾斜がきつくなった所でロープを出して、右のカンテへトラバースします。
出だしのスラブはホールド細かめですが、慎重に行けば問題ありません。
カンテに上がるところの岩がぼろぼろに積み重なったミルフィーユ状で、
ひっぱると抜けるので注意。


DSC02387.jpg


カンテに上がりました。カンテ上は快適。


DSC02390.jpg


ネタばらしするとこんな感じのラインです。


DSC02391.jpg



カンテに上がってから10mほど進んだところの、核心直下でピッチをきりました。
核心に突入するには不安な支点だったのでカムで補強しました。
ピトンを打とうにもリスが浅くてほとんど入っていきません。

ここからは垂壁を上がってから右の凹角へアブミトラバースするピッチです。
残置スリングが垂れているのが見えます。


DSC02393.jpg



ここはアブミは使わず、フリーで突破します。
垂壁から右に抜けるところでスタンスがほぼないのですが、
ここで右に抜けようとしたら左手の岩が20cm角くらい思いっきりはがれてしまいました。
右に行こうと体重を移動していたので思いっきりふられ、落ちるかと思いました。
この瞬間体感でイレブンを超えましたが何とか耐えて凹角へ。

凹角に入ると登りやすい岩に変わりますが、相変わらず岩はぐらぐらしています。
しばらく行ってもビレイ点を作れる場所は見あたらず、
さびさびで体重かけると折れるんじゃないかというボルト2つがあるのみ。
これはスキップし、そのまま30mランナウトしましたが、
上もやはりビレイ点の作れないのっぺりとした岩が続きます。
仕方ないのでひたすらクライムダウンして、結局さびさびのリングボルトで懸垂します。
再び核心の登り返しでは、絶対に落ちれないと思いつつ、リードよりしんどい状態でした。


DSC02396.jpg



このあたり、ルート全景がみえます。


DSC02401.jpg



この先はふたたびロープのいらない草付きとスラブを上がって、何となく終了した感じ。


DSC02402.jpg


DSC02403.jpg



ゆっくり休憩し、アプローチシューズにはきかえて堅炭尾根を目指します。


DSC02404.jpg



すぐに中央壁の左方ルンゼ源頭にたどり着きました。
写真で切れてる左側は中央壁です。


DSC02405.jpg



ここからはおおむね尾根の左側をたどるようにすすむと藪こぎが少なめです。
踏み跡はほとんどありませんが、どこでもすすめるので迷うことはありません。


DSC02407.jpg


DSC02408.jpg



少し雪渓渡るところがあり、アイゼンを出しました。


DSC02409.jpg



終了点から1時間ほどで堅炭尾根の登山道にでました。
この時点でまだ13時前。
久々にお気に入りの国境稜線を一ノ倉岳から谷川岳までたどり、
金にものをいわせてロープウェイで下山することにしました。


DSC02414.jpg



なにかしらの山々が今日もすみずみまでよく見えます。



DSC02415.jpg



一ノ倉岳のドラム缶風避難小屋。夜は怖いとの噂。


DSC02418.jpg



ここからは右は万太郎谷、左は一ノ倉沢と、最高の眺めがつづき飽きることがありません。


DSC02422.jpg



南稜の終了点らしき場所にいっぱい人がいました。


DSC02441.jpg



最近いろんな所で見かける、落ちそうな大岩。


DSC02446.jpg



肩の小屋から万太郎山・仙ノ倉山方面。こちらの縦走も良さそうです。


DSC02448.jpg



肩の小屋直下の雪田はたっぷり残っていましたが、
ロープが張られていたので、アイゼンなしでそれを頼りに降りれます。
天神平手前では小雪渓を横切る場所が何度かあり、雪に慣れていない人は軽アイゼンが必要。
16時頃ロープウェイ到着。


国境稜線にはいろんな花が咲いていましたが、
何一つ名前がわかりません。


DSC02411.jpg


DSC02431.jpg


DSC02432.jpg


DSC02433.jpg


DSC02455.jpg





オススメ度 ★★★★☆(国境稜線込み)

非常に快適で、誰もいない静かなルートですが、確保条件が悪く、落ちてはいけないと思います。
時間があれば下山は国境尾根経由の方が圧倒的におすすめです。
雪渓のアプローチ、岩のクライミング、草付きのつめ、開放的な稜線と構成が完璧になります。
アプローチの雪渓は写真で見るより急なのでアイゼンは12本爪、ピッケルもあったほうが安心です。


参考タイム
ロープウェイ駐車場(1時間)幽ノ沢出合(1時間)下部スラブ取り付き(3時間半)終了点(45分)堅炭尾根登山道(30分)一ノ倉岳(2時間半)天神平ロープウェイ乗り場
(休憩・準備時間含まず)

装備
日帰り装備一式、ソロイスト、10.2mm/50mロープ、薄刃ピトン少々、カム少々、ナッツ少々(使用せず)

参考
チャレンジ!アルパインクライミング 南アルプス・八ヶ岳・谷川岳編






ペツルシャルレ(PETZLcharlet) ノミック U21 3ペツルシャルレ(PETZLcharlet) ノミック U21 3
()
PETZLcharlet(ペツルシャルレ)

商品詳細を見る




関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

のら

Author:のら
 
のらクライマー。

登山歴たぶん10年目、
のら歴も同じく。

無所属のらクライマー。
あいかわらずビレイはできません。

いつもジムのボルダーで練習しています。
外のボルダーやショートルートは登ったことがありません。


最高グレード(ジム)はもう何年も更新されません・・・。
 ボルダー:2段、OS 1級
 ボルダー長もの:5.12b、OS 5.12a(年2,3本やるだけ)



山行記録一覧はこちらをクリック

twitter(更新情報のみ)
 

最新記事
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。