2014.5.17 多摩川水系 滑瀞谷「小常木谷」

2014.5.17 多摩川水系 滑瀞谷「小常木谷」
2級上 / IV
日帰り 沢のぼり(ソロ)


奥多摩と奥秩父の境目、雲取山から西の不遇な山々から流れるナイスな沢たち。
西から竜喰谷大常木谷と順に登って、
今回は前飛竜を源頭とする、小常木谷。
快適な登りとなるはずが、奥秩父で初めての雪渓くぐり。



----------


今週も暑くなり、沢びより。
丹沢はヒルが出そうな気温になってきたので、少し早めではあるが奥秩父の沢へ。
さほど標高がない南面の沢なので、もう大丈夫だろうと行ってはみたものの・・・。


青梅街道、またの名を大菩薩ラインの道の駅たばやま(のめこい湯)の少し西、
余慶橋に車をとめて出発。


余慶橋から川に降りて小常木谷まで行くこともできるそうですが、
寒そうなので岩岳尾根へとむかう登山道を火打石谷出合まですすみます。
小尾根を越えるので100mほど登りがありますが、山ヤにはなんてことなし。

出合は非常に癒しの空間。


DSC02351.jpg



と、いきなりの残雪。ここは横をなんなく通行できたものの、先が思いやられる。


DSC02353.jpg



出だしは癒しの渓。


DSC02355_20140518204441c60.jpg



と、沢幅一杯の雪渓。十分な厚みがあり、上を通過する。


DSC02356.jpg



小ゴルジュに入っていきます。


DSC02358.jpg



だんだん雪渓も邪魔になってくる。


DSC02362.jpg



最初の滝かな?


DSC02366.jpg



横がルンゼ状になっているところにはことごとく雪が残る。
雪崩でたまったものでしょうか。


DSC02369_20140518204511167.jpg



釜のある小滝。
ここ越えちゃうと戻るのめんどくさくなるなあと思いつつ、右からへつって。


DSC02370_2014051820451269b.jpg



ついに上も横も通りにくいヤツが出てきました。


DSC02371.jpg



下をのぞくとくぐれそうに見える。ヘッデンをつけて静かに急ぐ。
奥秩父で雪渓くぐるとは。雪国の沢に来たよう。


DSC02373.jpg



一応ヘッデンをヘルメットにつけたまま進みます。


DSC02374.jpg



ほーら、またでた。


DSC02376.jpg



短いのでくぐります。ひやっこい。
このあたり、どこで引き返そうか考えつつ進んでいる状態。
気持ちはもう8割方、右岸の尾根に逃げることを考えている。


DSC02377.jpg



置き草履の悪場の始まり、10m 兆子の滝につきました。なかなかの迫力。
ここは巻き道もないので、越えてしまうと引き返すのは大変そう。
しばし悩んだあげく、登ることにする。
乾いている左壁を上がっていって、凹角から落ち口左にでる。
急で高さもそれなりにあるが、ガバだらけのIII級。


DSC02378_20140518204540d77.jpg



滑り台の8m滝?左からへつっていって落ち口へ。さほど難しくはない。


DSC02379.jpg



小さいくの字の滝。簡単。


DSC02382_20140518204601688.jpg



不動滝12m。


DSC02384_20140518204603454.jpg



滝の右にある枝沢の岩を登り、バンドから左上して巻く。
バンドから上のスラブは、倒木やらなんやらいろいろのっかっていて不安定。ロープ出した方がよい。
巻きだが結構悪い(III+くらい)。
巻いた後も急斜面の側壁で降りれそうな所はなく、30mロープで2ピッチの懸垂で沢床に戻る。


DSC02385_20140518204604a74.jpg



癒し滝。


DSC02387_20140518204606f36.jpg



2段18m滝。とりあえず下段4mを上がって上段を眺めると、
水流左の乾いた岩にルートが見える。(写真中央上のカンテ状)
ガバが多いが、ホールドが遠く、ジムクライミング的なムーブで通過。IVくらい。


DSC02388.jpg



雪渓は相変わらずちょこちょこ出てきますが、
側壁と雪の間をトラバースしたりして何とかすすむ。


DSC02389.jpg



ねじれの滝2段18m。下段は水流左のやや甘いホールドを上がる。


DSC02390_20140518204629275.jpg



上段。これも左の凹角状のクラックから落ち口へ行くのが登攀ラインのようではありますが、
落ち口付近がのっぺりしていて悪そう。
バンドから左岸側のカンテ状岩場(III級)伝いに巻く。巻きなのに岩っぽい。


DSC02391_20140518204631c29.jpg



12m滝。


DSC02396_201405182046323ad.jpg



右の岩場から登りますが、倒木やら落石が邪魔をしていて結構な恐ろしさ。


DSC02398.jpg



悪いところも終わって一安心。


DSC02399.jpg



残雪もそうですが、なにやら最近の倒木がやたら多く、非常に荒れた沢の印象。
底雪崩によるものでしょうか。


DSC02402_20140518204656f0a.jpg



上部は癒し系で何もない沢に様変わり。
苔もなく、ガレと倒木であまり良いさわとは言い難い。


DSC02411_2014051820465662a.jpg


DSC02413.jpg



赤茶けた岩に変わり、狭い凹角の小滝を越えたすぐ後の枝沢から岩岳尾根に上がる。
1320m付近のガレた沢です。


DSC02416.jpg



最後の100mは突然の猛烈な笹藪。ひたすら進むしかありません。


DSC02419.jpg



それでも30分ほどのヤブこぎで尾根に出ました。
岩岳尾根の登山道の上部は明瞭な踏み跡といった程度の道。人の気配がありません。


DSC02420.jpg



コーヒーを飲んで、走るように下山。

この登山道、岩岳の近辺は地形図と道の位置が違っているような気がします。
途中に地形図に書かれていない、枝尾根が正面につづいていて道が左に直角に曲がるところがあり、要注意。
暗いと迷いこむかもしれません。1300mより下は明瞭です。

そのまま登山道を余慶橋まで下山。




シカしかいません。




道の駅たばやまでシカ肉ソーセージを買って帰る。






オススメ度 ★★★☆☆

2月の大雪で太平洋側は残雪が非常に多いようで、1か月くらい待ったほうがよいかも。
滝はなかなかの迫力と、巻きもなかなかの登りごたえで良き沢ですが、
下から上まで倒木が多く、かなり荒れていて残念。
滝のぼりが好きな人向きで、ナメ・森・苔を愛でるのが好きな人向きではありません。




参考タイム 余慶橋駐車スペース(20分)火打石谷・小常木谷出合(1時間20分)兆子の滝下(1時間45分)1010m岩岳沢?出合(1時間15分)1320m枝沢出合(1時間)岩岳尾根(1時間45分)余慶橋

装備 日帰り装備一式、ソロイスト(使用せず)、10mm/30mロープ(懸垂でのみ使用)、ピトン少々(使用せず)、ナッツ少々(使用せず)、トライカム少々(使用せず)

参考 東京起点沢登りルート120




ペツルシャルレ(PETZLcharlet) ノミック U21 3ペツルシャルレ(PETZLcharlet) ノミック U21 3
()
PETZLcharlet(ペツルシャルレ)

商品詳細を見る



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

のら

Author:のら
 
のらクライマー。

登山歴たぶん10年目、
のら歴も同じく。

無所属のらクライマー。
あいかわらずビレイはできません。

いつもジムのボルダーで練習しています。
外のボルダーやショートルートは登ったことがありません。


最高グレード(ジム)はもう何年も更新されません・・・。
 ボルダー:2段、OS 1級
 ボルダー長もの:5.12b、OS 5.12a(年2,3本やるだけ)



山行記録一覧はこちらをクリック

twitter(更新情報のみ)
 

最新記事
カテゴリ